eleβさん「シスター=セクトルージュ」ミックスしました
eleβさんの「シスター=セクトルージュ」歌ってみたをミックス/マスタリングしました。 前回の「モスクワを擁して」をミックスさせて頂いた際、「こいつ…出来るぞ…」と思うのと同時に機材面でのボトルネックがあったので、引かれる勢いで色々機材お勧めしたんですが、今回本当に音が変わってました。最高。 無駄な処理(無理矢理高音/低音作るために上下エキサイタ使ったり…)が減ったぶん、超高音域を平気な顔して出してるのにもかかわらずしっかり芯のあるご本人の歌唱をより伝えられるミックスになったと思います。 機材は大事です。うん。 今回も音が詰め込まれていてボーカルの配置が難しいオケだったので、EQで外科手術を行いつつのミックスとなりました。 ちょっと位相感は良くないなーと思いつつも、ボーカルがガチ浮きしちゃうよりは良いと思って処理してます。うーん。今後も要研究です。 ボーカルの処理も最近ちょっと考え方をシフトしつつありまして、より張り付く感じのボーカルになってきてる感があります(当社比)。 eleβさん非常にいい歌を持ってるので、もっと色んな人に気づかれて欲しいで
megaさん/タラチオさん/愛の戦士さん「+♂」ミックスしました
megaさん/タラチオさん/愛の戦士さんの「+♂」歌ってみたコラボをミックス/マスタリングしました。 前者2人が集まってもなかなかネタに走る印象があるんですが、3人集まると「ネタを挟まないと死んじゃう病」の発作が起きるようですね…。 いやほんとミックスしてて楽しいです。楽しいんですけど、送られてきた素材を手元で整理したら28トラックになりました。 すげーなコレ。 途中に「ピー」音入れてくれ!とか、そもそもトラックの名前に「gomi1」「gomi2」と付けられていたり(メッチャ笑った)、賑やかなトラックをキチンと余すこと無く聴こえるようにしつつ、オケとは馴染ませつつ、どう考えても本人たちの声量がデカすぎてだいぶ入ってる部屋の反響音と戦いつつ、楽しくミックスさせてもらいました。 ちょっと歪ませたい時に、音にプッシュ感が足りない時に、諸々の処理で軽くなった音の足場を整えるのにと、今回もDecapitator先生にだいぶ助けられた感があります。 MicroshiftやEchoboyと並んで、Soundtoysはミックスに外せない感がありますね…。 歌って
兎水さん「臨界ダイバー」ミックスしました
兎水さんの「臨界ダイバー」の歌ってみたをミックス/マスタリングしました。 歌ってみたのミックス依頼は初めてとのことで、順序を一から解説しつつのご依頼となりました。 「マイクを吹かないようにするにはどうしたら…」とご質問頂いたので、もしかして…と思って聞いてみたところ、Skypeや実況収録用のマイクをご使用で、ポップガードについてはあまりご存知ないとのことでした。 なるほど、そういえばそうでした。歌ってみたで必要な機材も今度ブログにしてみようかなと思います。 初心者向け/グレードアップしたい中級者向け/上級者向けと書いたら多分需要あるんじゃないかと思います(と信じたい)。 もちろん、そういったマイクでも出来る所まではやってみようということで、 今回はオケに対し負けないボーカル、という部分を重点的にミックスしてみました。 どうしても上質な帯域は少ない分、Sonimus TuCoでのミッド増強、Slate Digital VMRでのハイ増強でパワフルなドラム/ギターのオケに対して対抗する形になりました。 そしてここぞという時に活躍するInflator。

oek sound "soothe"を導入しました
あんまり聞き馴染みのないプラグインですが、 oek soundの「soothe」を導入しました。 パッと見EQに見えるプラグインですが、実は他にはなかなか見かけないタイプのプラグインでして。 公式ページの説明を引用すると、 "Dynamic resonance suppressor for mid and high frequencies" …とのことです。 いや、なんだよそれ! 簡単に自分の言葉で説明してしまいますが、 ドラムのシンバルやアコギ、ボーカル等のハイの伸びがある素材って、大体上の方に不快に尖った帯域が出現してしまうんです。 ミキシングエンジニアはその不愉快な音を非常にQの狭いEQでカットするのが日常のひとつとなっています。 でもまあコレ、不愉快な帯域に耳をフォーカスしなければいけないので普通に疲れるし、大体の場合そういう帯域ってその近くに楽器としての「美味しい」ポイントもあるんですよね。 なんでコレ割と大変なんです。 でも、自分の中では最重要テクニックのひとつと位置づけて研究を進めている部分でもあります。 とはいえ、シンバルのように
019さん「ナンセンス文学」ミックスしました
019さんの「ナンセンス文学」の歌ってみたをミックス/マスタリングしました。 未マスタリングのオケがあるとボーカルの配置が楽でありがたいですね…。 自分の出したい音に近づけるのもマスタリング済に比べると容易です。 ロック色の強めな曲に対して、ロックは練習中という019さんの歌唱を合わせるにあたって実はなかなか苦労しました… パキパキした子音のためにあえてオーバーコンプにしている分、か行/た行のような子音の短いものはほとんど全部オートメーション書いた気がします。 でもロック畑の皆さんならきっと分かってもらえると思うんですが、019さんロックにおいてもポテンシャル高くないですか???歌い方さえ掴んでくれば伸びも最高でドラム負けしない声質を持ってます。 とりあえずDance Gavin Danceを布教しておきました。 とりあえずで布教するバンドじゃない気もするけど。 歌ってみたミックス、どなたでも歓迎です。 あなたの制作陣の一人として、是非仲間に加えてください!
タラチオさん/megaさん「拝啓ドッペルゲンガー」ミックスしました
タラチオさん/megaさんの「拝啓ドッペルゲンガー」の歌ってみたコラボをミックス/マスタリングしました。 公式でステムデータの配布があったので、せっかくなのでステムミックスも一緒に。 素材そのものはかなりハイ寄りで、原曲もどちらかというとスモールスピーカー向けミックスだったので、タラチオさんの要望もあり重心を下げてメタル要素を重視したバランスと音圧感を目指してみました。 (アレンジそのものがメタルとは離れているので、特にベースはちょっと軽くなっちゃいましたね…。) 音屋の皆さんなら既にご存知、Slate Digitalの新製品VTCを結構色々と使ってます。 ベースが全然歪んでなかったのでミッド増強のためにPreamp+Pushモードでツマミ3時を30%ぐらいのウェットにしたりとか、シンセのハイエンドの質感調整のためにConsole+Normalでツマミ0とか。 コレいいですね。VTMほど奥行きが潰れずに質感調整が効くし、Kushのomegaほど濃密に色を付けたくない時のすぐ手に取れるサチュレーションとして今後活躍しそうです。 例によって使いすぎ注