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eleβさん「きみはだいじょうぶ」ミックスしました


eleβさんの「きみはだいじょうぶ」をミックス/マスタリングしました。

以前カルロス袴田氏の楽曲は「ちがう!!!」の歌ってみたミックスをしていたので、持ってこられた時「あっやべっ今回も忙しいヤツだ」と思ってたんですが、なんとよりによって

「カットアップ再現お願いします♡」

とご要望頂いたので、「おい!ふざけんな!絶対やんねーよ!(勿論です!頑張ります!)」と快諾して頑張りました。

クッソ疲れました。素材選定はともかくパン振りは多分完コピだと思います(あまり自信なし)。

ビールが美味しいです。

ちなみに、カットアップは0:07あたりからのヤツですね。基本的には偶然性/ランダム性を面白がる表現手法なので、絶対完コピするものじゃないと思うんですよ。マジで褒めて欲しい。

eleβさんもだいぶ力を入れて録ったみたいで、「素材の元セリフを調べるためだけに音街ウナちゃんと音街ウナtalkちゃんを購入したので頑張って突き止めます」(本人談)という気の狂った情熱と

こんなんが送られてくる気の狂った気合とがなければ絶対に完成しなかったと思います。

eleβさん、マジでお疲れ様です。

と思ってたらカルロス袴田氏ご本人に感心されたのでさらにビールが美味いです。やったー。

やろうと思えばやれるもんだな。

カットアップはともかく、eleβさんの軽率に出してる超高音域(3:27の「でしょでしょ」の片方がD#まで行ってますね)はただただ配置するだけだと、もう人間の音の認識上耳触りが悪くなりがちなので、聞いた時に音が絶対に刺さらないように。

かつ早口で滑舌も重視しなければいけないのでコンプはキツめ+リミッターで張り付かせるという、それなりにテクニックと機材を駆使したミックスになりました。

そうそう、機材と言えば今回からオーディオインターフェースをAntelope Zen Tourにしました。

なかなか覚悟の要る値段ではあったけど、低域の解像度が非常に良い(アナログ部分もそうだけど、AD/DAが優れている気がする)+高域の奥行きがとっても見やすくなりました。

SPL Crimsonの時には相性が良くなくて(主観)使っていなかったBelden 88760にケーブルも変更して、より定位感も良くなりました。

プラスで8chのアナログアウトがあるので、8chサミングミキサーのSM Pro Audio PM-8も導入しました。もう生産してないので、偶然新品を手に入れられて超ラッキー。

コイツは4ステレオバスが2mixできるので、今回はオケ/ボーカル/空間に分けてトライ。

2mixされて出てきた信号はパッシブミキサーな分減衰しているので、warm audio TB12で増幅して強烈なアナログ感を付加してからZen Tourの優れたADでDAWへ。

音の分離感のにじみがやっぱり本物のアナログですねー…。「これが絶対的に優れている!」とは思わないけど、バンドものとの相性は想定通りかなり良さそうなんで、今後もガシガシ使っていこうと思います。

難しい曲を気合と技術で乗り越えた、なかなか思い入れのある作品となりました。

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