河原シュンさん「シャルル」レコーディング/ミックスしました #blog1573
河原シュンさんの「シャルル」歌ってみたをレコーディング/ミックス/マスタリングしました。
今回もレコーディングからやらせていただきました。
今回は自分のAPI500でチャンネルストリップを完成させてから初めてのレコーディングでした。
こんな感じ。
ガワがLindell Audio 503。
左側がKush Omega Preamp。プラグインの大好きなメーカーなので憧れ続けてたんですがついに買っちゃいました。Omega Transformerの本来の用途(Omega Preの音をAPIやNeveに変化させる)がついに使えます。
ブランクパネルを挟んで右側がEmpirical Labs DocDerr。ラインアンプ+コンプ+EQの贅沢セット。コンプの設定は固定でインプットゲインでかかりを調整するタイプです。EQもローカットが周波数セレクトできたり、コンプのMixノブがあったり。自分の好みを狙い撃ちされた気分。音も当然Empirical Labsらしい硬くちょっとチリっとした歪み感があります。このメーカーのゴッチャゴチャしたデザイン好きです。
ハードウェアコンプを使える環境が実は今まで少なくて、久々にコンプを掛け録りしたんですが、出来栄えがほんとに良かったです。
歌そのもののダイナミクスレンジが減るような感覚で、プラグインのコンプ量を減らしてもしっかり前に張り付くのは最高でした。
曲ともしっかりマッチしてます。
機材の話ばっかりしてもアレなので歌の方に戻すと、録りの時にとにかく気をつけたのはパンチのある、かつオープンな響きでした。
ロックテイストの強い楽曲なので発音がしっかり子音に寄ってないと歌詞が聞き取りづらいし、でもサビの開放感は出さないといけない。
声の位置上げて~ってメッチャ言った気がします。
本人の頑張りのかいあってかなりいいレコーディングができました。
レコーディングさえうまく行けばこっちのもんで、ミックスはほんとにシンプルです。
普段より(プラグインの)コンプの量が少ないぐらい。
色んな人がどれだけやっても、人の数だけ違う「シャルル」があるのがすごいなーと思います。
歌ってみたの魅力をかいま見たような気がしています。